では、この「デット・エクイティ・スワップ」という言葉は、何なんでしょうか?
「デット・エクイティ・スワップ」とは、まず、デットは英語でDebt。債務という意味です。次に、エクイティは英語でEquity。株式という言葉です。最後のスワップは英語でSwap。交換という意味です。つまり、「債務の株式化」と訳されます。略語で「DES」とも表記されます。
この「デット・エクイティ・スワップ」を具体的に説明すると、一般的に、経営不振企業を再生する際に用いられ、その経営不振の企業の債務と、新たに発行される株式とを交換するということです。
「デット・エクイティ・スワップ」は、再建を要する企業の債務と株式とを交換することで、企業は資金の対外流出を抑えられることができ、債権者は新たに株主として株価の値上がり益を享受できる可能性が生まれることとなります。