この、スワップ金利とは一体どういうものなのでしょうか?
簡単に言うと、金利の低い通貨から、金利の高い通貨を
買った場合に、その金利差を受け取れるしくみのことです。
スワップ金利の金利とは、誰でも知っている通り、銀行にお金を預けているとつく、利息のことです。
今や日本の定期預金の利息は、年率0.25%〜0.35%ととても低いです。しかし、アメリカは年率5〜6%、ニュージーランドドルは年率7%など、他にも金利の高い通貨はたくさんあります。
そこで、例えば、日本円で米ドルを買ったとします。その時の年率が日本円0.35%、米ドル5%と仮定します。
金利の高い通貨、米ドルの金利5%から金利の低い通貨、日本円の金利0.35%を引いた金利、年率4.65%のスワップ金利が毎日つくことになります。
日本の銀行に預けていても、ほんのちょっとだけしか金利がつきませんが、
このスワップ金利をうまく利用して運用すれば、高い金利が手に入るのです。
ただ、金利の高い通貨から金利の低い通貨を買うと、逆にスワップ金利を毎日とられてしまうことになるので、注意が必要です。
ちなみに、スワップ金利のスワップとは、通貨を交換=通貨をスワップする、という意味です。